ノロウィルスによる感染性胃腸炎にご注意を!
ノロウィルスによる感染性胃腸炎の多発がみられます。
~感染防御に十分ご注意下さい!!~
○ノロウィルスとは
(ノロウイルスの透過型電子顕微鏡写真:Wikipedia より)
<スケールバー50nm>
・ 二枚貝(特に牡蠣)などに寄生
・ 潜伏期間:1~2日
・ 主症状:激しい下痢・嘔吐(発熱は軽度)
・ 治療:補液など対症療法で2~3日で軽快
・ 診断:遺伝子検査(外注・保険適応外)
○特徴
*感染力が非常に強い:ヒト→ヒト、汚染環境→ヒト
便や吐物中に多量のウィルスが含まれる
汚物に直接触れなくても、便座・蛇口・取っ手などからも感染
*アルコール消毒は無効
○感染対策のポイント
*原因がはっきりしない急性発症の嘔吐・下痢患者ではノロウィルスを疑い、厳重な接触感染予防策を行う
自身の曝露防止も含め、手袋・マスク・ガウン着用
排泄物による汚染は次亜塩素酸ナトリウム(市販のミルトン、ハイターなど)で消毒
* 貝類は十分な加熱を
* 手洗いを徹底する